
ゴムベラが1本あると、ボウルの生地も鍋のソースもきれいに取れてとても便利ですよね。
でも、100均(ダイソー)のゴムベラを使っていたら「先っぽが溶けた…」なんて話もよく聞きます。
結論から言うと、ダイソーのゴムベラは「素材」しだいで、溶けるものと溶けないものがあります。
この記事では、現役フレンチシェフが溶けないゴムベラの見分け方と、実際に使って「これが100均!?」と驚いたダイソーのシリコン製ゴムベラのメリット・デメリットを解説します。
この記事でわかること
- ダイソーのゴムベラが溶ける理由と、溶けないものの見分け方
- 現役シェフおすすめのダイソーゴムベラ「シリコーンクリーンスパチュラ」
- 実際に使ってわかったメリット・デメリット
- ゴムベラを長持ちさせる使い方
本記事の信頼性
管理者:かえる

料理歴23年目現役フレンチシェフ。浅草フレンチ『リエーブル』からフランス料理の世界に入り修行。高級リゾートホテル、横浜ナチュラルフレンチの名店、都内のミシュラン星付きレストラン、銀座ビストロなどで研鑽し、32歳で結婚式場の料理長に。パティシエとしても本格的に5年間修行。フレンチをベースに、料理、製菓、製パン、ウェディングケーキなど、なんでもこなします。各種SNS、ブログ、ラジオ(stand.fm)、note、YouTubeなどで料理について発信中。
Kaeru(@kaeruchef)
この記事を書いている僕は、料理人になって23年。現在は結婚式場のシェフをしながら料理メディアを運営し、SNSや当メディアでレシピを発信しています。
1.ダイソーのゴムベラは溶ける?結論は「素材しだい」


「ゴムベラ」と呼ばれていても、売り場にはいろいろな素材のものが並んでいます。
写真の上(白)がプラスチック製、下(緑)がシリコン製です。見た目は似ていますが、熱への強さはまったく違います。
プラスチック製は耐熱70℃前後。加熱調理には使えない

ポリエチレンやポリプロピレンなど、プラスチック製のヘラは耐熱温度が70℃程度のものが多くあります。
熱いフライパンや鍋に触れると、あっという間に変形したり溶けたりします。

生地を混ぜる、冷たいクリームをすくうといった火を使わない作業専用と考えましょう。
シリコン製なら200℃以上に耐えるものが多い

一方、シリコン製のゴムベラは耐熱200℃以上のものが多く、炒め物やジャム作りにも使えます。
ダイソーで加熱調理にも使えるゴムベラを選ぶなら、シリコン製一択です。
売り場での見分け方は「裏の表示」を見るだけ

迷ったら、パッケージやタグの裏の表示を確認しましょう。
- 素材:「シリコーン樹脂」と書いてあるか
- 耐熱温度:加熱調理に使うなら200℃以上が目安
- 形:ヘラと持ち手が一体型か(分かれるタイプは持ち手が熱に弱いことがある)

2.現役シェフのおすすめは「シリコーンクリーンスパチュラ」

ダイソーでゴムベラを買うなら、僕は「シリコーンクリーンスパチュラ」をおすすめします。大・中・小の3サイズがあります。
シリコーンクリーンスパチュラのスペック(筆者購入時)
- サイズ:大 27.7cm/中 24.7cm/小 20.7cm
- 耐熱温度:-30℃〜230℃
- 素材:シリコン製(中に芯入り)、ヘラと持ち手が一体型
- カラー:エメラルドグリーン、ピンク、グレー、水色など(店舗によって異なります)
※100均の商品は、時期によって仕様や価格、取り扱いが変わることがあります。購入時は必ずパッケージの表示を確認してください。

3.実際に使ってわかったメリット
メリット①耐熱230℃で、炒め物やジャムにも使える
耐熱温度が高いので、炒め物はもちろん、キャラメルやジャムのような高温になる料理にも使えます。
テフロン加工(フッ素加工)のフライパンを傷つけにくいのもうれしいポイントです。
フライパンを長持ちさせたい方は、フライパンのテフロン加工を長持ちさせる7つのコツもあわせてどうぞ。
メリット②一体型で衛生的
ヘラと持ち手がつながっていないタイプは、すき間に水や汚れが入りやすく、持ち手が熱で溶けることもあります。
シリコーンクリーンスパチュラは一体型なので、洗いやすく清潔に使えます。
メリット③しなりがよく、ボウルや鍋に残さない
ゴムベラ選びで意外と大事なのが、ヘラ先の柔軟性(しなり)です。
ほどよくしなるので、ボウルの生地や鍋の底に残ったソースまで、きれいにすくい取れます。
4.デメリットも知っておこう
デメリット①サイズが少し中途半端
仕事柄いろいろなゴムベラを使ってきて、いちばん使いやすいと感じるのは26cm前後です。
大(27.7cm)と中(24.7cm)は、そこからほんの少しずれています。家庭で使う分には、ほとんど気にならない程度です。
デメリット②耐久性はそれなり
実はこのゴムベラ、僕は2本目です。
硬いものを無理にこじると芯ごと折れることがあり、毎日使っていると半年ほどでヘラの縁が欠けてきました。
注意ポイント
欠けたゴムベラを使い続けると、料理に破片が混ざるおそれがあります。欠けや変形が出たら、早めに買い替えましょう。
長く使いたいなら、もう数百円出してプロ仕様のゴムベラを選ぶのもありです。長持ちするので、結果的にコスパもそれほど変わりません。
5.ゴムベラを長持ちさせる使い方
- 熱い鍋のふちやフライパンの上に置きっぱなしにしない
- 硬い食材や固まったものを無理にこじらない
- 使ったらすぐ洗い、カレーなど色の濃い料理のあとは早めに洗う
- 欠け・変形・溶けがあったら交換のサイン
素材ごとの耐熱温度は、ゴムベラが溶ける温度は?でくわしく解説しています。
6.よくある質問
Q. 100均のゴムベラで炒め物をしても大丈夫?
A. シリコン製で、耐熱温度が200℃以上と表示されているものなら使えます。プラスチック製は溶けるので使わないでください。
Q. 溶けてしまったゴムベラは使っていい?
A. おすすめしません。溶けた部分が料理に混ざるおそれがあるので、新しいものに替えましょう。
Q. ゴムベラは何センチがいい?
A. 料理にもお菓子にも使うなら、26cm前後が使いやすいです。ジャムの瓶など口の小さい容器用に、小さいサイズがもう1本あると便利です。
7.まとめ
ダイソーのゴムベラは、プラスチック製は熱に弱く、シリコン製なら200℃以上に耐えるものが多くあります。
はじめての1本や、安くそろえたいなら、ダイソーの「シリコーンクリーンスパチュラ」は十分すぎる実力です。
もっと長く使いたい、使いやすさにこだわりたいという方は、プロ仕様のゴムベラも検討してみてください。

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