

【北陸アルミ製のフライパンを購入しようか悩む人】
「日本製のフライパン購入を検討中。北陸アルミ製ってどうですか?
値段とか耐久性を知りたい。フライパンの口コミや評判はいいの?
実際に使ったリアルな『メリット・デメリット』を知りたい。」
こんなお悩みを解決します。
ちゃんとした日本製だから、北陸アルミフライパンを買っておけば間違いない?
北陸アルミフライパンがベストか?と言ったらそうではありません。
同価格帯(3,000円〜4,000円位)には、有名なティファールや、最近売れているエバークックがあります。
ただ、ティファールはすこし重いし、エバークックは焼きムラがちょっと気になるので、
『フライパンを振れる程度の重さ・使いやすさ・耐久性・コスパ・見た目・日本製の安心』など、
色々な要素をそれなりに兼ね備えた万能選手として考えると、
北陸アルミフライパン一択だったので、今回はこちらを選びました。
フライパン選びに失敗したくない人向けです。
本記事の内容

本記事は、『北陸アルミニウム IHハイキャストプレミアム フライパン 26cm』の
・北陸アルミフライパンの特徴
・実際に使ってみた感想
・北陸アルミ IHハイキャストプレミアム フライパンの口コミレビュー
・使用のメリット、デメリット
などをご紹介します。
自分に“ピッタリ合ったフライパン”が見つかるアドバイスになれば幸いです。
こんな方におすすめ

『焦げ付かずにストレスなく調理がしたい。フライパン選びに失敗したくない。』
最近では、フライパン全体の質も上がってきているので、どのフライパンを選んでも、おおむねこの要望は満たしてくれるでしょう。
今回の北陸アルミ製フライパンは、特に下記のような方へオススメのフライパンとなっています。
北陸アルミニウム IHハイキャストプレミアム フライパンはこんな方におすすめ
- 1.何でも使える万能フライパンが欲しい。
- 2.おしゃれで、長持ちして、料理もおいしくできる。そんなフライパンが欲しい。
- 3.しっかりした作りの日本製の安心を買いたい。

メイドインジャパンのフライパンはたくさんあります。
そんな中、今回おすすめしている北陸アルミニウムさんは、
鋳物(いもの)発祥の地、富山県の高岡市でかなり本格的に作られている企業です。

北陸アルミの【コーティング耐久性・焼きムラがあるのか?・使いやすさ】など、
デメリットまでしっかりとお伝えするので、買おうか迷われている方はぜひ最後までご覧ください。
本記事の信頼性
管理者:かえる

料理歴19年目現役フレンチシェフ。浅草フレンチ『リエーブル』からフランス料理の世界に入り修行。高級リゾートホテル、横浜ナチュラルフレンチの名店、都内のミシュラン星付きレストラン、銀座ビストロなどで研鑽し、32歳で結婚式場の料理長に。パティシエとしても本格的に5年間修行。フレンチをベースに、料理、製菓、製パン、ウェディングケーキなど、なんでもこなします。各種SNS、ブログ、ラジオ(stand.fm)、note、YouTubeなどで料理について発信中。
Kaeru(@kaeruchef)
この記事を書いている僕は、料理人になって19年。現在は結婚式場のシェフをしながら大好きな料理のブログを書き、SNSや当ブログでレシピを発信しています。
【北陸アルミ】IHハイキャストプレミアム フライパンの特長

本当の一級品というのは
長い伝統的技術をもつものが
心をこめてこしらえた「ホンマモン」のことである。
引用・北陸アルミニウム株式会社公式 創業者の言葉 より
『メイドインジャパン』というだけである種の安心感があるかもしれません。
しかし、日本製と言っても実際はとても多くのフライパンがあり、当然ピンからキリまであります。
その中でも、鋳物(いもの)の伝統技術をしっかりと受け継いで作っているメーカーが『北陸アルミニウム』。
プロ向けの調理器具もたくさん作っています。
値段もお手頃でかつ高品質な北陸アルミフライパンの最新作【IHハイキャストプレミアム】が、今回のおすすめ。(※2022年/1月現在)
ムラのない熱伝導、毎日の使用に耐える耐久性、細部まで考え抜かれた使いやすさ。
細部まで考え抜かれた、これぞモノづくり大国の日本製という作りです!


機能は折り紙付で、Amazonカスタマー評価【★星4.5】と、ネット上の評価も高いフライパン。
品質で選ぶならアルミキャスト®
熱ムラの少ない全面均一加熱は、フライパン調理にはとても重要です。特に普段の調理での使いやすさを念頭に、ハンドルの握り心地、本体重量、内面加工等、細部にわたりバランスよく設計致しました。
ガス火は勿論、家庭用のIH電磁調理器にてご使用いただけます。
引用・北陸アルミニウム公式サイトより

【IHハイキャストプレミアム】独自のこだわりや特徴を見ていきましょう。
高品質で熱が均一に広がり『ムラなく焼ける』

表面は適当なフッ素樹脂加工ではなく、ちゃんと安心のテフロン加工コーティング。

しかも、テフロンプラチナという2番目にグレードの高い加工で強度が十分な上に、焦げ付きにくく、簡単に汚れが落ちるのでお手入れもラクラク。
そして、最も注目してもらいたい部分は、『熱が均一に広がる』ということ。
これがアルミ鋳物フライパンの特徴です!
サーモグラフィーで見ると、一目瞭然。


アルミ製のフライパンは熱伝導率が良い上に、さらに熱が均一に加わる!
つまり、ムラなくキレイに焼き上がるんです!
下の表を見てもらうとわかりやすいのですが、熱が下がるのも時間がかかるので保温性も抜群!
お肉やお魚もおいしくジューシーに焼けます。

すぐれた熱伝導率、熱の均一性、圧倒的な蓄熱力
この3点が、一般のアルミ製フライパンと、今回のアルミ鋳物製フライパンの一番の違い。

四百年の伝統技術!鋳物(いもの)発祥の地『富山県高岡市製』

富山県高岡市は鋳物(いもの)発祥の地であり、北陸アルミニウムさんは専門に取り扱う企業です。
北陸アルミフライパンは、この地で培われた伝統技術が生きる一品。
古き良き食卓の風景。北陸アルミさんは、90年前から日本の台所を支えてきました。
ただの『日本製』ではなく、「日本のどこで、どんなストーリーがあって作られているのか?」が分かるとより安心できますね。
アルミニウムは熱伝導率がとても高く、プロの料理人もよく使うフライパン素材です。
それに最近ではSDGsが叫ばれていますが、実はこのフライパンに使われているアルミ再生地金は環境にやさしい金属なんです。

普通のアルミニウムと比べて、製錬に必要な炭素エネルギー量がわずか3%程度なので、Co2の排出量の抑制につながる環境にやさしい金属なのです。

熱変形に強い、優れた加工

IHハイキャストプレミアムは、超高温に溶けた鉄粉をエアー圧によって底面に溶着させて、さらに腐食防止のアルミ溶射、最後にセラミック塗装を行っています。
引用・北陸アルミニウム公式より
つまり、底の部分だけで3層構造になっている優れもの。
熱変形に強いのも納得です。
普通のアルミフライパンは、アルミ板をプレスして作るんですが、
鋳物独特の『溶かしたアルミを流し込む』製法のため、めちゃくちゃ強度が強い。
左から、北陸アルミIHハイキャスト、ティファール、ホームセンターの1000円台のフライパン。


フライパンの底面の作りを見ただけで、こだわっているのがわかります。

ちなみに、IHとの相性が良いのはもちろんなんですが、ガスコンロやハロゲンなど全ての熱源に対応しているもの嬉しいところ。


北陸アルミフライパンの評判・口コミ

口コミを見ていきましょう。



★4つ以上の評価の高い口コミが9割以上です。
低い評価はかなり少数で、『少し重い』という意見もありました
重さが約1キロあるので女性には若干重いかもしれません。
ただし、IHで使う場合は、原則鍋を振ったりはしないので調理中は問題ないでしょう。
洗い物や、片付ける時がちょっと大変かも?と思いましたが、家内は「全然平気」と言っていました(笑)
商品としてのクオリティは高いのですが、知名度が低めなのでレビュー数が若干少ないのと、
あとは、「北陸アルミって?知らないメーカーだけど大丈夫?」と、買うのを躊躇される方がちらほらいた感じです。

北陸アルミフライパンを選んだ理由

数あるフライパンの中でも北陸アルミ製を選んだのには理由があります。
毎日料理を作っていく上で『使いやすさ』と『性能』を両立させた、メジャーリーガー大谷翔平選手のような二刀流はかなり少ないんです。
持ちやすい取っ手、炒めやすい深めの構造、焼きムラにならないか、重すぎないか…など。
おいしく作りたいのはもちろんですが、使いやすさもやっぱり重要。
つまりどんな料理でもクオリティ高くできて、毎日使っても苦にならないフライパンとして、
IHハイキャストフライパンを選びました。
実際に使ってみた感想

実際に使って料理を作りましたが、かなり使いやすいです!
僕は料理人という職業柄、いろいろなフライパンを使ってきました。
ホームセンターに売っている1000円のフッ素加工フライパンから、4000円台のちょっと良さそうなフライパン、お店で使うプロ使用のものまで。
使い方にもよりますが、安いものはもって3ヶ月程度です。

口コミで、2年以上使っても性能が落ちないとあったので楽しみです!

チャーハンもまったくこびりつかずにイイ感じ。
熱伝導率が良いので、中火でも十分炒められます。

鶏肉も、焼きムラなくこんがりと焼けます。
フライパンの底が厚くなっているので、食材にじわ〜っと火が入り、ジューシーに仕上がります。

北陸アルミフライパンで焼くと料理のクオリティが上がります。さすが鋳物製といったところ。
1000円〜2000円台のフライパンと比べてみてください。
同じように焼いているんですが、やっぱりこのフライパンで焼いた方がおいしい。
毎日食べる食事を作るのなら、良い調理器具を使って『おいしい!』って言われた方がやる気も出ますよね。
北陸アルミ IHハイキャストプレミアムのメリット・デメリット

僕の中では、なんでもそつなくこなすオールラウンドプライヤーをイメージさせるフライパン。
正直、ここまでクオリティが高いのに知名度が低いのが不思議でした。
ここからは、実際に使ってみて感じたメリット、デメリットを細かくご紹介していこうかと思います。
北陸アルミのデメリット
取手が若干ぐらついた…。

これはもしかしたら、たまたま僕が確率の低いハズレを引いてしまったのかも…。
使用には問題ない程度なのですが、若干取っ手の付け根がぐらつきました。
口コミで『取っ手がぐらついた』というものがないので、おそらくほとんどのものは大丈夫だと思います。
正直これ以外にデメリットが見つかりません。
どんなフライパンでも良い部分と悪い部分があるものなんですが、欠点がほぼないのが奇跡です。
ただ、強いて言えば少し重く感じるかもしれません。
IH対応フライパン全般に言えることですが、熱にある程度強くするために底を厚めに作る傾向があるんです。

公式だと約1000gと書いてあり、実際計ったら978gでした。
重さで言ったら、まずまずというところでしょうか。
ただし、実は重いことが一概に悪いのかといえば、そうではありません。
重いのにはきちんと理由があります。
実は重さの原因となっているのは、底の厚さによるものです。
フライパンの底を厚くすることで、変形しにくくなります。

そうすると油が周りにしかいかなくて、焼きムラもできてしまう。
それに、分厚いからこそ冷めにくい。つまり食材の中心までじわ〜っと火が入るようになるんです。
なので一概に【重い=良くない】わけではないんです。
値段が高い!?
今ではテフロン加工で安く手に入れようとすれば1000円台で購入できます。
今回おすすめする【IHハイキャトプレミアム】はAmazonで4000円もします。(※楽天では3762円)
「フライパンに4000円かぁ…」と躊躇しまうかもしれません。
ですが、例えば1000円のフライパンが3ヶ月もったとしましょう。(1000円台ですと、大体1〜3ヶ月でコーティングがはげてきます)
すると、【1000円÷3ヶ月=1ヶ月/約330円】の計算になります。
一方IHハイキャストプレミアムは、以前のモデルでも2年程度使えるとのことでしたので、
すると、【4000円÷24ヶ月=1ヶ月/166円】と、コスパで考えると実は半額程度に安くなります!
ただし、長持ちさせるためにはきちんとした使用上のルールをまもることが大事です。

きちんとした使用をすることで1年半と言わず3、4年以上もたせることも可能です。

北陸アルミのメリット
ムラがなくなり料理のクオリティが上がる

クオリティの比較でわかりやすいのがギョウザを焼いてみることです。
ちなみに焼いてみた感じでいえば…かなり良い感じです!

他にも鶏もも肉を焼いたり、チャーハンを作ったり。
正直、クオリティが上がります。道具一つで結構変わるものだったりします…。
これにはきちんと理由があります。
炒め物をしたり、肉を焼いたりするときにフライパンに一番大切な要素…それが『蓄熱力』です!
すぐに温まる熱伝導ももちろん大事なのですが、良い状態に仕上げるために、もっとも大切なことは冷めにくいことなんです。
デメリットで言っていた『重さ』にも関係があるのですが、底が厚くなっているので冷めにくく、料理をおいしく仕上げることが出来るんです。
そして、熱の均一性を兼ね備えた北陸アルミフライパンはかなり優秀。

毎日作る食事は、やっぱりおいしくしたいですよね。
しっかりとおいしくしてくれるポテンシャルを持ったフライパンです。
使いやすさと耐久性の両立

『良いものを長く使いたい。』
おそらく誰でも思うのではないでしょうか。
北陸アルミのIHハイキャトプレミアムは、両方を兼ね備えています。
その証拠に、「スチールウールを付けた500mlのペットボトルで1,000回擦る」というキチガイな実験をしても問題なく使えたそうです…!
使いやすさで言えば、少し深めの構造になっていてこぼれにくいので、煮込み料理だったり、トマトソースを作るのにも良い感じ。

取っ手はこんな感じ。ちょうど指が引っかかるようになっていてすごく使いやすいです。


表面はテフロンプラチナ加工、底面も「鉄、アルミ、セラミック」の三層でコーティングしてあるのでかなり丈夫。
熱変形にはかなり強いです!

ちなみに、北陸アルミではアフターサービスもかなり整っているので、モデル製造終了5年間は交換部品などがあるので直せます!※お金はかかりますが…!
ちゃんとした伝統を持つ日本製の安心感

鋳物の町、富山県高岡市。400年の歴史があり、高岡銅器など日本の鋳物の技術を支えてきました。
この、鋳物の伝統技術を調理器具に生かしたのが北陸アルミニウムさんです。


毎日、自分の目に入るものが良いものだと、料理を作るモチベーションも上がってきます。
それに加えて、400年の伝統技術を受け継いでいるというだけでも、このフライパンには他と違う価値があります。
しっかりと裏付けのある調理器具を使うだけでも、気持ち的に違うもの。
メイドインジャパンの、その中でも伝統的なフライパンを使って料理を作る。
ロマンも感じますし、ちょっとワクワクします。

そんな気持ちを持って作るだけでも、『おいしい』に直結してくる。

他のメーカーにはない、北陸アルミだけの強さはココです。
ぜひ体験してみてください。

北陸アルミフライパン・まとめ
以上となります。いかがでしたでしょうか。
・何でも使える万能的なフライパンが欲しい人
・おしゃれで、長持ちして、料理もおいしくできるフライパンが欲しい人
・日本製の安心を買いたい人
に、ピッタリなフライパンです。
正直、プロ用の調理器具も作っているので安心しておすすめできる最高クラスのフライパンです。

北陸アルミ製の片手フライパンを迷われている方のアドバイスになれば幸いです。
ぜひ、自分にピッタリのフライパンに出会えますように。

このフライパンを使って作っているレシピも投稿しています。よろしければ参考までにご覧ください。
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