「炒め物をしたらゴムベラが溶けた!」
「熱々の鍋をぜるのに使ったらゴムベラが変形した!」
なんてことはありませんか?
じつは、ゴムベラの耐熱温度って素材の種類によって全然違うのです!
そう。。。炒め物に使って良いゴムベラ、悪いゴムベラが存在する。
料理でも、お菓子でもゴムベラの耐熱温度は超重要項目の一つ。
本記事では、ゴムベラの「温度」「最適な素材」「使い方」などを解説していきますのでぜひ参考にしてみてください。
本記事の信頼性
管理者:かえる
料理歴21年目現役フレンチシェフ。浅草フレンチ『リエーブル』からフランス料理の世界に入り修行。高級リゾートホテル、横浜ナチュラルフレンチの名店、都内のミシュラン星付きレストラン、銀座ビストロなどで研鑽し、32歳で結婚式場の料理長に。パティシエとしても本格的に5年間修行。フレンチをベースに、料理、製菓、製パン、ウェディングケーキなど、なんでもこなします。各種SNS、ブログ、ラジオ(stand.fm)、note、YouTubeなどで料理について発信中。
1.ゴムベラが溶ける温度は?
さっそくですが、ゴムベラが溶ける温度って一体何℃なんでしょう?
ゴムベラは大きく分けて、「ポリエチレン製」「ポリプロピレン製」「シリコン製」の3つの素材を使用しているものが多い。
そして、それぞれ素材によって耐熱性がまったく違うので注意が必要です。
ゴムベラ の素材別の耐熱温度
- ポリエチレン製 耐熱70℃〜90℃
- ポリプロピレン製 耐熱90℃〜110℃
- シリコン製 耐熱200℃〜300℃
上記の二種類のプラスチック素材の場合、フライ返しの代わりにハンバーグをひっくり返そうものならすぐに変形してしまいます。
「料理で使わなければ良いか。」と思うかもしれませんが、
実際にお菓子でも、飴細工、キャラメル、ジャムなど高温で使う場合も多いんです。
参考
ちなみに、ポリエチレン製やポリプロピレン製のゴムベラが溶けることはありますが、食べて体に害が出たという報告はありません。一応、比較的安全なプラスチックになります。
ですが、ゴムベラが溶けてまざった料理なんて食べたくありませんよね。
2.溶ける心配のないゴムベラ
先ほどの結果でも分かるように、シリコン製のゴムベラが最強です。
100均で売っているゴムベラでもシリコン製のものを買えば耐熱性はクリアできます!
参考
炒め物をしているときで、フライパンの表面温度はだいたい200℃以下になります。シリコン製ならバッチリ対応できますね!
たまに耐熱300℃までいけるゴムベラもありますが、テフロン加工のフライパンの場合、300℃くらいの高温になると、テフロンが剥がれて使い物にならなくなるので、実際はこんな高い温度で使いません。
ただし、鉄のフライパンなどは強火で使ったりするので、その場合はゴムベラは使わずに木べらを使う方がいいでしょう。
3.安いゴムベラでも大丈夫?
耐熱性でいえば、「シリコン製の耐熱200℃以上のゴムベラ」を買えば問題ありません。
最近の100均のゴムベラは優秀で、普通に耐熱200℃以上のものが売っています。
しかも耐久性も悪くないですし、なんならコスパ的にかなり良い!
。。。ですが、毎日使うのなら自分の好みの道具を使いたいもの。
メモ
・炒め物では100均のものを使う(これが結構使いやすい!)
・お菓子作りやボウルでのあえ物は1,000円のものを使う(ムラなくなめらかにまぜられる!)
1,000円となるとゴムベラとしては決して安くありませんが、使いやすいのでクオリティが上がります。
映えるイイ感じのケーキができたり、生クリームをムダなく使えたり、料理もムラなくまぜられたり、と。
そして何より、お菓子やお料理を作っている時にストレスなく作れるのがいいですね。
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4.基本的にはシリコン製を使いましょう!
ゴムベラは、だいたいどの家庭でも置いてあるくらいポピュラーな調理器具です。
だからこそ、どんなものを購入したらいいのか最初は悩むもの。
今回くらべてみて分かったと思うのですが、
ゴムベラが溶ける温度は素材によって違い、使い勝手も変わってきます。
なので、基本的にシリコン製のゴムベラを使うことをおすすめします。
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